漢文素読 千字文

中国・韓国・日本の学習方法は暗記を中心に発達しました。漢字という複雑な形状をまずおぼえないと始まらないからしかたがなかったのだろうと思いました。

その中で千字文の学習は欠かせません。千字文は子どもたちが最初に取り組む文言としては難しすぎるように見えますが、かしこい子供なら3歳程度で憶えたそうです。

私はいまこの千字文を活かして子どもたちに中国語を教えています。なぜなら音が苦手な子供もいるからです。

これは私が作ったテキストです。上から漢字、次に中国語の発音記号であるピンイン、そして最後がハングルでの表記です。なぜハングルがあるかと言いますと六年生の子どもがK-POPにこっており、韓国語を学びたいと言いましたので入れています。

さてこのテキストがどれほどの効果を上げるかは未知数です。大体漢文の素読は延々と読んでいくものですが、現代の子どもにはそのような強制された勉強は向きません。子どもたちはのびのびと母語保障のクラスでたのしく遊びたいだけです。だから千字文を黒板に大きく写して書いて遊んでいます。

このあたりは私の任務とはだいぶ乖離しますが、やはり母語保障のクラスは子どもたちが将来自分と係わりがある祖国や民族を考える上ですこしは役に立てばと考えています。

また韓国語は中国と日本を考える上で役に立つと思います。

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