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英語初通訳 1/5

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アメリカの孫とサウザンアイランドで 英語通訳の話がありました。 中国語が専門ですから英語での経験はありません。ましてや私の英語は独学でしかも 読学 だけで鍛えた英語です。通訳はとても出来ないと思っていました。 こんどの話しは純然たる日米通訳です。しかも数ヵ月にわたる長期の仕事です。登録会社には専門ではないからと断りました。翻訳ならば時間があれば対応できます。しかし通訳は瞬時が勝負です。とても出来ないと思っていました。 *** 通訳の主流は女性たちです。それで会社に彼女たちに頼んで下さいと言ったのですが、ところが彼女たちは工場内のアテンドは好まず、会議での通訳ならやりますが……と会社は断られたそうです。それで私におはちが回ってきたのです。会社もできることなら私を使いたくはなかったでしょう。 とは言え、英語の通訳の経験がない人間にこのようなチャンスはめったにめぐってきません。もしこれを逃がすと次はないだろうとその時思いました。やれるかどうかの自信は全くありませんが、まぁ、自分の実力を見極める良い機会だとして引き受けました。 *** 実践 初日はやはりさんざんでした。 初日は滞在中に守らなければならない入管の注意を通訳するように言われていました。 説明には対訳のテキストがあるから何とかなると思っていました。ところが説明者はテキストを離れて日本語で内容を説明をはじめたのです。 こちらはそれを英文テキストの中から探しだそうとしますが見つかりません。しどろもどろで言葉をつなぐ私にアメリカ人は当惑します。私の言っていることがほとんど分からなかったはずです。 つぎに日本人の説明者が「テキストを見て下さい読んでいきます」と言った時にはホッとしました。 私は最初は説明者が日本語で読むテキストを書いてある通りに読んでいましたが、書いてあることと同じなので読むのをやめました。ただ説明者が時々行う解説をテキストの英語から抜き出して自分が言える範囲で訳しました。 アメリカ人には、私の言っていることはほどんど分からなかったようです。ただ説明者が「この内容は退屈だから寝ててもかまいませんよ」と言った時はうまく訳せたので爆笑もありました。そうしてなんとか一日目を終わらせることができました。 一日目が終わり、「明日もよろしくお願いします