通訳の場に慣れる 2/5
Lion on JBL |
英語の通訳を始めて2週間がたちました。
英語では2週間のことを「Fortnight」と言います。大怪我や大きなショックを受けた時、2週間は回復したり落ち着くのにちょうどよい時間のようです。私の初通訳も2週間がすぎると大分落ちつきました。
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1週目はさんざんでしたが幸い2週間目に入ると少しは改善がみられるようになりました。
当初中国語通訳のスタイルに引っぱられ、話の内容を一旦聴き終わってから訳そうとしました。それは無理でした。構文が作れないのです。
2週目にはいるとそれが無理だと分かり小刻みに訳すことにしました。主題や動詞句などが出てきて訳せるカタマリが出来ると、発話者が区切るのを待たずに訳してしまうのです。ちょっと切れ切れですが同時通訳のように発話に重ねて訳せば構文はぐしゃぐしゃでも伝わるようです。
それ以外にも以下の変化がありました。
① 聞き取れなかったアメリカ人の質問はかならず聞き返すようにしました。
うっとうしいようですが前をちゃんと訳し終われば次の話題の精度が高まります。
② アメリカ人の方も何人かが私の実力を見極め、ちゃんとSVO型で話をしたり、主題を提示するようになった。
アメリカ人も見切ったのでしょう。これはだめだ。ちゃんとしたテキストで話さないと分かってもらえないと思ったようです。彼らもちゃんと話せばこちらも大分聞き取れます。
③ 過去に日本企業に務めた者が私の発音でも聞き取って仲間に説明をしてくれるようになりました。
日本人の話す英語に慣れた人であれば聞き取れるという事は私の発音もまんざらめちゃくちゃではないという事です。
④ 話の長い日本人には、話し中でも遠慮なく「ちょっと待ってください」と間を入れて通訳をするので、段々と話を短くしてくれるようになりました。
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このように慣れることにより、通訳の場ではあまり緊張せずに済むようになりました。相変わらずスムーズに通訳はできませんが、慣れることによって少しずつ自分のペースで訳せるようになりました。
次回→発音を改善する
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